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DOG PHOTO MEDICAL SMILE 2017

集団接種が勧められない理由

日曜日は暑いくらいでした。

ガヘガヘ顔の福来

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さ。

狂犬病予防接種のお話。

日本は【清浄国】です。

世界的にも【清浄国】はまだ少ないのです。

だからといって接種しなくていいわけではありません。

次の冬季オリンピック開催地でもタヌキが狂犬病を保菌していると言われているくらいです。

そばですよ、隣。

噛まれたり引っかかれたりしただけで、菌を頂くことになります。

発症したら100%死にますし、治療法はありません。

発症した犬や人の写真を見ただけでも本当に恐ろしくてたまりません。

日本で発症していないのは

入れない力があるからです。

でも、接種率は低いのです。

なぜか

『日本で狂犬病ないからいいじゃん』

と思っている人がまだいらっしゃるからです。

 

接種が出来ないのは

以前接種後に副反応が出てしまって継続して接種する事が困難になってしまった場合のみです。

かかりつけ医から書類を作成してもらって自治体に提出し、証明書を発行してもらう必要があります(自治体により少しシステムの違う場合があります)。

 

今、こうやって入るかもしれない…というのが、海外から運ばれた荷物の中に狂犬病菌を保菌している小型動物さんが紛れていた、上陸してしまった…こんな事で狂犬病が日本にブァーっと広がるかもしれないんです。

予防はワクチンのみですからね。

 

そんな狂犬病予防接種には

集団接種とかかりつけ医接種があります。

【集団接種のメリット】

・近所で受けられる事も

・待ち時間が少ない

・お散歩がてらに行ける

【集団接種のデメリット】

・スピーディなので時に雑に扱われる

・そのため注射嫌いのきっかけになる

・安心しにくい(外の音や匂いなどいつもと違う環境下)

・お散歩がてらということで接種後すぐ歩いて帰宅するので副反応が出やすい(年齢・体調などによります)

・失敗もある

 

【かかりつけ医接種のメリット】

・接種前の健康診断チェックがしっかり出来る(他のトラブルがその場で見つかることも)

・摂取後安静にしやすい(摂取後早期副反応(30分以内に出る事が多いもの)にも対応できる)

・ワンちゃんが安心できる

【かかりつけ医接種のデメリット】

・待ち時間がかかることも

 

動物病院が嫌いになるきっかけのひとつに【集団接種】があります。

他にもワンちゃんがいたりすると、視・聴・臭覚で通常とは違う環境下ではワンちゃんがとても不安定になります。

その時に注射された、痛かったりしたら嫌なイメージはワンちゃんの脳内に即座に記録され、記憶として残り、病院へ行くと消毒用のアルコールなどの匂いから脳内で蘇って【病院嫌い】になることもあります。

集団接種担当の獣医師さん達も通常の院内と同じコンディションでは接種出来ない事もあります。

注射針をもつ手に力がかかり過ぎたりすることも。

 

失敗すると書きましたが稀ながらあります。

とくに柴やポメラニアンなどのモフモフさん達。

保定をしたりはしますが、病院ほど完璧ではありません。

外の臭いや音で緊張して落ちつきがなくなってしまって動く事もあります。

注射針が皮膚に刺さっていない状態でピストン押してしまって、皮膚に薬液がかかり ワンちゃんがブルブルってして薬液が飛散!!

『…え?』となった事もあります、私の経験談です。

そうすると薬液が全く入らなかったのか、一部だったのか…誰も分からないから再接種できません。

 

自分だけ良ければ良い

という自分勝手なお考えなら動物なんて飼わないで頂きたいです。

責任を持つということはこういうところからもなのですよ。

清浄国 が取り消されるきっかけなんてあっさりです。ひとりひとりの心がけです。

 

最後に豆知識。

ワクチンは冷蔵保存されているので、冷たい薬液が注射針を通ってカラダに入ります。

なので、冷たさに痛さも加わって我慢して接種に望むのです。

頑張ってくれたワンちゃんを接種後にたくさん褒めてあげてください。

おやつも準備して【注射は痛いけど楽しいー】と思ってもらえますように。